断熱等級とは?住宅性能を読み解く基礎知識
            - TOP
- ブログ・イベント・見学会情報
- 注文住宅に関するブログ
- 断熱等級とは?住宅性能を読み解く基礎知識
- 新築住宅の購入を検討する際に、断熱性能は重要な要素です。 
 快適な住まいを実現するために、断熱等級について理解することは不可欠です。
 今回は、断熱等性能等級の概要と、各等級の特徴、メリット・デメリット、関連基準との関係性などを解説します。
 これから新築住宅を建てる方の参考になれば幸いです。- 断熱等性能等級の定義と等級一覧- 断熱等性能等級は、国土交通省が定めた住宅性能表示制度における評価基準の一つで、住宅の外皮(屋根、外壁、床、窓など)の断熱性能を表します。 
 等級は1~7の7段階で、数字が大きいほど断熱性能が高いことを示します。
 2022年4月には等級5が、同年10月には戸建住宅向けに等級6・7が新設されました。
 等級は、地域区分(気候条件)によって基準値が異なります。- UA値と断熱性能の関係- UA値(外皮平均熱貫流率)は、住宅全体の熱が外へどれくらい逃げやすいかを表す指標です。 
 UA値が小さいほど熱を逃がしにくく、断熱性能が高いと言えます。
 断熱等性能等級は、このUA値に基づいて評価されます。- 等級ごとのUA値と性能比較- 各等級のUA値は地域によって異なりますが、一般的に等級が上がるほどUA値は小さくなり、断熱性能は向上します。 
 例えば、東京の場合、等級5のUA値は0.6以下、等級6は0.46以下、等級7は0.26以下となります。
 等級が上がるにつれて、断熱材の厚みや種類、窓の性能などが厳しく規定されます。- 断熱等級と省エネルギー基準の関係- 断熱等性能等級は、省エネルギー基準と密接な関係があります。 
 2025年からは、新築住宅において断熱等性能等級4以上が義務化される予定です。
 等級4は、以前は最高等級でしたが、現在は最低基準となりつつあります。
 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やHEAT20などの基準も、断熱性能をさらに高めることを目指しています。
- 断熱等級を選択する際のメリットデメリットと注意点- 高断熱住宅のメリット快適性向上と光熱費削減- 高断熱住宅は、室温を安定させることで快適性を高め、冷暖房の効率を向上させます。 
 その結果、光熱費の大幅な削減が期待できます。
 年間数万円から数十万円の削減効果があると試算されています。- 高断熱住宅のメリット補助金制度と認定住宅制度- 断熱等性能等級の高い住宅は、ZEH、長期優良住宅などの認定制度の対象となる可能性があります。 
 これらの認定を受けると、補助金や税制優遇措置などの経済的なメリットを受けられます。- 高断熱住宅のデメリットコスト増加と施工の難易度- 高断熱住宅は、断熱材などの材料費や、高度な施工技術を要するため、初期費用が高くなる傾向があります。 
 また、施工不良による性能低下リスクも考慮する必要があります。- 断熱等級を選ぶ際の注意点と確認方法- 断熱等級を選ぶ際には、予算、居住地域の気候条件、快適性への要求などを考慮する必要があります。 
 住宅性能表示書で断熱等性能等級を確認し、建築士から十分な説明を受けることが重要です。
 施工ミスを防ぐため、工事中の検査も検討しましょう。- ZEH・HEAT20などの関連基準との比較- ZEHは、年間の一次エネルギー消費量をゼロにすることを目指した住宅で、断熱等性能等級5以上が求められます。 
 HEAT20は、ZEHを上回る高断熱・高気密性能を目標とした基準です。
 これらの基準は、断熱等性能等級よりも厳しい基準が設定されているため、より高い省エネルギー性能が期待できます。
- まとめ- 断熱等性能等級は、住宅の快適性と省エネルギー性能を左右する重要な要素です。 
 等級が上がるほど断熱性能は向上しますが、コストも増加します。
 新築住宅を検討する際には、予算、気候条件、快適性、省エネルギー性などを考慮し、最適な断熱等級を選択することが重要です。- 2025年以降は断熱等性能等級4以上が義務化されるため、現状の等級4は最低限の基準となります。 
 より快適で省エネルギーな住宅を目指すなら、等級5以上を選択することを検討しましょう。- 当社は高気密・高断熱な家づくりを提供しています。 
 性能にこだわりつつも費用を抑えたい方はぜひ当社にご相談下さい。

















013-scaled.jpg)
